ソースコードの編集

HelloDoja.javaはテンプレートを使って、自動的に生成されていますので、1行書き換えるだけで、好きな文章を携帯電話エミュレータに表示することができます。では、実際にソースコードを書き換えてみましょう。

ソースコードの42行目に注目してください。

g.drawString("Start IApplication", Display.getWidth() / 4, Display.getHeight() / 2);

という部分です。この行の "Start IApplication" の部分を "こんにちはDoja" に書き換えてください。これからは、書き換え部分などを明白に示すために黄色い文字を使うことにします。

g.drawString("こんにちはDoja", Display.getWidth() / 4, Display.getHeight() / 2);

となります。次にNotepad++のメニューから「上書き保存」してください。もちろんCtrl+Sでも、上書き保存のアイコンを押してもかまいません。ちなみに、g.drawString( )のように、英数字で構成される何らかのキーワードに開き丸括弧、閉じ丸括弧が続くものを、オブジェクト指向の世界では「メソッド」と呼びますが、本書では「関数」という呼び方で表すことにします。

続けて、開発ツールの「ビルド」というボタンを押します。もしソースコードに問題がなければ「ADF/トラステッド動作設定チェック 終了」というメッセージが表示されているはずです。もし、何らかのエラーが表示された場合は、もう1度Notepad++の画面で、打ち間違いがなかったかどうか確認し、修正後保存しなおしてから、もう1度「ビルド」を押してみてください。

画面イメージ

「ADF/トラステッド動作設定チェック 終了」のメッセージが表示されていたら、次は「起動」ボタンを押します。これで、右側の携帯電話エミュレータに「こんにちはDoja」のメッセージが表示されたはずです。

画面イメージ

どうですか。結構簡単ですね。 iアプリは、携帯電話エミュレータの左上のiボタンを押すか、?ボタンを押すことで終了します。 次は、「こんにちはDoja」というメッセージの表示の色や表示の場所を変えてみましょう。 Notepad++の41行目に注目してください。

g.setColor(Graphics.getColorOfName(Graphics.WHITE));

Graphics.WHITEのWHITEの部分がメッセージの表示色となっています。この部分をREDやGREENに変えてみましょう。

g.setColor(Graphics.getColorOfName(Graphics.RED));

変更後は、ファイルを上書き保存し、開発ツールの「ビルド」ボタンを押してみましょう。前回と同じように「ADF/トラステッド動作設定チェック 終了」のメッセージが表示されていたら、続けて「起動」ボタンを押します。エミュレータ側の「こんにちはDoja」というメッセージの色が指定どおりに変わっているかどうかを確認してください。

画面イメージ

うまく変わったようなら、次はメッセージの表示される場所を変更してみましょう。ソースコードの42行目に注目します。

g.drawString("こんにちはDoja", Display.getWidth() / 4, Display.getHeight() / 2);

Display.getWidth( ) / 4 の部分が表示位置のx座標を、Display.getHeight( ) / 2 の部分がy座標を表しています。原点はエミュレータ画面の左上の部分となり、xが増えれば右方向に、yが増えれば下方向に座標が移ることになります。

画面イメージ

また、表示部分の横幅はDisplay.getWidth( ) に、縦の長さはDisplay.getHeight( ) となります。g.drawString( ) 関数で指定された座標と、実際に表示されるメッセージの左下の部分が重なることになります。たとえば、

g.drawString("こんにちは", 80, 40);

で「こんにちは」を表示する場合は、以下のような座標に表示されることになります。

画面イメージ

では実際に42行目を以下のように書き換えて、メッセージの表示されている場所が変わることを確認しましょう。

g.drawString("こんにちはDoja", 80, 40);

ファイルの保存を忘れずに、「ビルド」してから、「実行」を押せば、以下のような結果が表示されるはずです。

画面イメージ